おかしな二人


「わかった。じゃあ、夕方ね。細かい事は、メールしておいて」
『オッケー。じゃあ、あさって、よろしくな』
「うん。任せて」

携帯を切り、ふぅっと息をつく。

任せてとは言ったものの、どうなるやら。

あたしは、扉の向こうにいる水上さんの様子を窺う。
相変わらずテレビの音は聞こえてくるものの、他に物音はせず。

寝てる?
んなわけないか。

まさか、壁に耳あり障子に目あり……だったりして。

あたしは、ゆっくりと扉に近づき息を潜めてそっとドアに耳を当てた。
けれど、聞こえるのは、やっぱりテレビの音だけ。

まあ、あの水上さんが聞き耳立てるなんて、姑息なまねをするはずないか。
訊くなら、ガッツリくらいつくように訊いてきそうだしね。
あの大きなめん玉ひん剥いて、誰からやねんっ! みたいな感じでね。


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