おかしな二人
はぁっ、はぁっ、と息を切らし駆け寄ると水上さんがゆっくりこっちを振り返る。
激しく息をつきながら、冷たい目でこっちを見ている水上さんにあたしは訴えかけた。
「待ってよ……はぁっはぁっ」
「なんか用か……?」
抑揚のない声で言われ、ギュッと内臓が萎んだ気がした。
「何回も、はぁっはぁっ。呼んでるじゃんっ、はぁ、はぁっ」
「せやから、なんか用でもあるんか、いうとろうが」
「用って……」
冷たい瞳のまま切り捨てられるように言われ、気持ちが後ずさりそうになる。
あたしが言葉に詰まり黙ってしまうと、水上さんは仕方ない、とでも言うように口を開いた。