おかしな二人
「でも、少しでも早く借金を返したくて……」
ビクビクしながら訴えかけると、水上さんは目を伏せ、大きく息をつく。
「……まぁ、その気持ちは解らんでもないが……。せやけどな、俺に黙まっとったんは気に食わん」
「ごめんなさい」
「兄貴がおったことも、便利屋の事も。嘘をつかれんのは、ほんまに気分が悪い」
「すみません」
「俺は、明の事を信頼してここの仕事を任せとるのに、そんなん嘘つくんやったら事務所にもなんて報告したらええかわからんわ」
ごもっとも。
呆れたように怒ってしまった水上さんへ、あたしは何も言い返せない。
ただ、項垂れるだけだ。