おかしな二人
「あの、でも……血が繋がってなくて……」
その言葉を聞いてすぐに、水上さんの大きな目が更に見開く。
驚いて当然だよね。
「義理……か」
あたしはコクリと頷き、凌と家族の事を掻い摘んで説明した。
「で、何で今日はその義兄貴と一緒におったん? しかも、あんな風に……」
語尾を濁しながら、水上さんは疑問を口にする。
「実は、兄から便利屋の仕事を依頼されていて、それで……」
「またかいな」
便利屋という言葉を聞いて、水上さんが呆れる。
「ごめんなさい。本当は、水上さんが大阪へ行っている間に少しでも稼ごうと思って引き受けたんです。けど、ズルズルと日付がずれ込んでしまって」
「また、ニセモンの恋人でもしとったんか」
すぐに言い当てられ、ぐうの音も出ない。
「……はい」
「アホかっ! んなもん、せんでいい、いうたやろっ!」
頭の天辺から雷を浴びせられて、首が体にめり込みそうになる。