おかしな二人
「兄貴は、いくつや?」
「えっとぉ、確か、二九歳になったと……」
「俺の、一個上か」
ああ、そうなんだ。
水上さんて、二八歳なんだね。
今、初めて知った。
どおりであたしなんかより、おっさん……、じゃなくて、大人だと思ったんだよね。
これであたしとの年の差がないなんていったら、とっつぁん坊やになっちゃうもんね。
もうクビだと思い込んでいるせいからか、変なところで冷静になり、いつもの毒舌思考が始まる。
「何で、あんな事になったんや?」
「あんなこと?」
何を示してそう言っているのかわからず、鸚鵡返ししてしまう。