素敵彼氏の裏の顔【番外編】
シャワーの音が止まり、脱衣所から音が聞こえる。
そこにいる隼人を想像するだけで、あたしの身体は熱を持つ。
怖い、
恥ずかしい……
そんな気持ちはあるけれど、とても嬉しい。
既に火照ったあたしの身体は、紛れもなく隼人を求めている。
脱衣所が開き、黒いTシャツ姿の隼人が髪を拭きながら出てきた。
そのラフな格好すら様になっていて格好いい。
その広い胸に抱かれることを想像して、倒れそうになった。
そして、入れ違いに浴室に入り……
シャンプーと微かな隼人の香りに酔った瞬間……
視界が反転し、
あたしは闇の中へと飛んでいった。
最悪だ。