素敵彼氏の裏の顔【番外編】
チュンチュンチュンチュン……
眩しい光と、爽やかな鳥の囀りで目を覚ます。
そして、いつもと違う部屋に寝ていることに気付き、慌てて上半身を起こした。
黒色の机の上は、綺麗に片付いていて。
本棚には、難しい物理や数学の参考書が並んでいて。
そして、ソファーの上で、黒いものが微かに動いた。
それを見た瞬間、心臓が止まりそうになった。
あたし、隼人の家にいたんだ。
それで、シャワーを浴びようとして……
それからの記憶がない。
一体、どうしてしまったのか。