素敵彼氏の裏の顔【番外編】
だが、
「美優!
ちょうどいいところだ……」
淳ちゃんが言葉を言い終わる前に、
「城内先輩ーッ」
淳ちゃんへと駆け寄るギャル二人。
いつもと同じパターンだ。
二人には淳ちゃんしか見えていないようで、地味な隼人なんて気にしない。
それがせめてもの救いだった。
人のいい淳ちゃんも、二人をあたしの友達だと勘違いしていて。
「おー。久しぶり。
名前は……何つったっけ?」
なんて反応する。
これだけアピールしておきながら、名前すら覚えられていない二人。
何だか可哀想に思える。
「きららですーぅ!
今までどこに行かれてたんですかぁー?」
きららの声は、驚くほど高い。
「セナですぅ!
あたしたちぃ、城内先輩に会いたかったんですよぉ!」
セナも負けていない。
こんな凄まじいギャル二人を見て、隼人は明らかに苦笑いをしていた。