素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「美優、昨日浴室で倒れてしまったんだ。
だから、俺がベッドで寝かせて。
寝ている美優を見ていると、何だか胸がざわざわして、変な気分になって。
本当に襲ってしまいそうだった。
だから、ソファーで寝た」
その隼人の言葉は本当だろう。
少し顔を背け、赤くなりながら教えてくれる隼人。
隼人がそう思ってくれたなんて、この上なく愛しい。
だけど……
「見たの!?あたしの裸……」
その事実は矢となってあたしの羞恥心へ突き刺さる。
胸なんてないのに。
色気なんて何もないのに。
そんなあたしの裸を見られたなんて……