花火
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結局2週もリンと会わなかったから、丸3週間、リンに触れていなかった。
そのせいか、久しぶりにリンに会った瞬間、掻き抱くように夢中になってリンをこの腕の中に収めてしまった。
唇を奪う。
「ん……っ、せんせ……」
「……何?」
唇を離した瞬間、リンが俺の胸を押して離れようとするけど、俺はリンの腰に腕を回して、それを許さない。
リンはすぐに諦めたようで、俺の腕の中で心配そうな表情で俺の顔を見上げた。
「先生、最近忙しそうですけど、大丈夫ですか……?ずっと会えなかったのも、忙しかったんですよね?」
「……ん、まぁ。でも、大丈夫だよ」
「……ですか……。それならいいんですけど」
ホッとした表情を浮かべたリンは、柔らかく笑って胸を撫で下ろした。
いとおしくて、頭をするりと撫でる。
それに対して、リンは嬉しそうに笑った。