【完】あの子の隣にいるのはスキな人……






美佐子が亡くなって早2週間。



俺は、何度も死のうとした。




美佐子を止められなかった。


美佐子を守ってやれなかった。




『啓人、入っていい??』




必ず俺の右手にカミソリの刃を持っているときだけ

俺の部屋の前から才華の声が聞こえた。




『……』




俺は言葉を発さなかった。





誰ともかかわりたくなかった……




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