【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
どうしても、
2人の付き合った経緯が知りたかった。
でも、
そんなこと聞けるはずもなく。
今日のお昼はあんまり、楽しくなかった……
亜澄も気を使っているのか、
話しかけては来なかった。
あたしと、亜澄の仲はどうなるんだろう。
もう、前みたいに笑い合えるのかな……
それに、
啓人とも、目を合わせられない……
変に避けてしまっている。
「おい!!才華?どうしたんだ?
今日はずっとボーッとしてるな。」
と、啓人が、話しかけてきて我に返る。
いつの間にかお昼は終わっていて、
放課後だった。
こんなに時間が経っているのに
気づかなかったなんてどんだけ辛かったんだろうか……