私と彼女と召喚と


えっかは、王子さんをドアまで 送っていた。


なんだか もう 恋人です ? ってぐらい の 空気が … 漂って いる気が するんですけど ……




気のせいですよね ?

いやいや 昨日の今日ですよ ? まさか ……

ある意味 誘拐犯 ですよね?

ひょっとして 私の記憶違い?


英「どこいってたの?? 遅かったね 」


「ごめんね。魔力測定してきたの。」




「そうなの?てっきり ともも、レオナルドさんと デートしてきたのかと思ったのに! あの人も カッコいいもんね。 」



はっ?



もしかして 君たち デート したのかい?





「 そんなわけないじゃん 。あの人 意地悪だよ。 ナイナイ 。 でっ ? レオナルドって ? …… 誰 !」




「なにいってんのよ!!

智、送ってもらったんでしょ?

アレスのほうが、イケメンだけど レオナルドさんも、イケメンだよね!

アレスの幼友達なんだって♪私 この世界にこれて 良かったかも!」





「そうなの? えっかが 良かったなら 良かったね。それにしてもレオって、レオナルドって言うんだ。 幼なじみみたいなもん??ふーん?

そうなんだ …… 。まぁ 私に関係無いけど 。」



って 答えるとえっかが、





「これから、付き合いも 長くなるんだし もっと 興味 持ってよ !!!


あっ~~ !!大きい声だしてごめん。」




「うん。いや 、こっちこそ ごめんね。」



「あのさぁ やっぱり 家には、帰れないんだって……もう お父さんにも お母さんにも 会えないって ……私、混乱しちゃって …でも、王子様… ずっと、そばに いてくれてたの!

今日で、アレスのこと 沢山 知ることが出来たんだよね 。

話してるうちに どんどん 、アレスに惹かれていってて ……… 私 こんなの 初めてで…… どうしよう!

そんなことは いいとして …… 家に、帰れないんなら …… アレスの力になりたいって思うの! これって運命ってやつよね 。そう思わない?」






幸せそうに 話す、えっか ……


あの 短い間に 何があったのか…… ?



「えっかが 運命って思うなら 運命なのかもね。王子さんに ほかに 何か 言ってた??」





「ううん。さっきも 言ったけど 。もう家には 帰れないって事と… 私の力でこの世界を助けてほしいって ことかな 。ぐらいかな ? 」



「 そっか ……… やっぱり 私も 帰れないんだよね 。」



「アレスが、ともにも謝ってたよ … 。

でね、私のことは、 生涯 守ってくれるって

約束してくれたけど …… ともはどうする?」


 ほ~ 分かってましたが…… えっかは、守ってもらえるんだね。

(なんか モヤモヤが復活してきてるんですけど…… 納得出来ないけど アーシラト様に助けてもらったし …… 何言っても 状況は変わらないもんな 。)




いやいや 本当に私は どうしたら いいかな ?




えっか、幸せそうです。羨ましい。



「そっか、良かったね。少し離れた間に、色々 あったんだね 。

でも凄く幸せそうだし えっかは…… 覚悟が、決まったんだね 。 そっか …… 私も 覚悟 しなきゃね 。

(早く こっちでも 一人で 生きて行けるように ならなきゃ!) 」





それにしても えっかは何を 救うんだろう?


魔王を、倒すとか?

うわぁ ! 魔王様 一度 見てみたいです。

えっかにお願いしたら 見せてもらえるかな?

角 あるのかな ? 四天王寺とか ?

写メ 取りたい!!




んんっ … でも、大変そう …… 。


怪我とかするのかな…… 死んだりしないよね?




でも、王子さん 要るから………大丈夫そう!















私 どうしょうかな 。

このまま お世話になるのも悪いしな ……



取り敢えず 私は 私を守ってみせる。 多分 。









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