青の向こう
鳥居の向こうはやたら暑かった。
じりじり焼き付けるような日差しが私を照らしていて、あまりの眩しさに手をかざした。
暗がりからの日の明るさは人間の小さな瞳には負担が大きい。
そして目が慣れるまでのその数秒間、私はかざした手の隙間に鮮やかな色を見た。
視界の隅っこに映る小さな向日葵。
それにちらりと見える絵の具のような淡い青。
それを視界に捉えた瞬間に、私は反射的に顔から手を剥がした。
そしてそれがあった左の方向を目で追う。
確かに見覚えがあった。
それはワンピースだった。