BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
「ただいま…」



俺は立ち食いの飲み屋で酒を飲み…深夜に帰宅。



「お帰り…」


奈有はリビングのテーブルにパソコンを置いて、仕事をしていた。




「仕事?」



「あぁ」




ソファーに置かれた帝都デパートの紙袋が目に入った。



「買い物したの?」



「え、あ…」



奈有は立ち上がって、紙袋を俺に押し付けるように渡す。

視線は泳ぎ、テレた様子。


テレ隠しか…


俺はクスッと笑う。


「いつも同じようなネクタイとシャツだから…」



「奈有の俺の為に?」


「私のセンスだから…気に入るかどうか分からないけど…」


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