BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
棗は私が求めた時にだけ…キスに応じるキスフレになった…



あの時の私は棗がどういう思いで…キスに応じていたのか知る気もなかった。



「…チャージ出来ました?課長」



「あぁ」
誰も居ない休憩室で交わしたキス。


棗は唇に付いた私の口紅を指で拭い…笑う。



「小野瀬…昔と変わったな…」


昔の棗は強引だったはずなのに…今の棗は受け身だった。



昔のように強引に迫られたら困るけど…


腑抜けのように私の思い通りのマリオットの棗に嫌気が差していた。




私はわがままな女だ…






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