BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
湊は散々飲んで…ゲストルームで就寝。



私と棗が後片付けをした。



「…どうして…そんな大事なコトを…俺に相談をせずに決めるんだよ!奈有」



棗は怒っていた。


「棗は悪くない…すべて…私の責任だ…」


女には都合よく…寿退社という円満な辞め方がある。



「それに…私は棗には異動して欲しくない…本社でキャリアを積んで欲しい…湊は私よりも…仕事が出来る…兄貴も湊に期待を寄せている…棗は湊の下で…」




「何だよ!!?それは…」


棗は持っていた皿を床に落とした。



カシャンと


落とされた磁器の皿が割れた。


同時に私と棗の間で何かが壊れた気がした…



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