BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
奈有の背中を瞳に捉えて安心する。



そして、小走りで奈有の元へと近づいた。




「おはようございます。課長」


俺の演技も板についている。



「おはよう…小野瀬」



奈有は頬を染めて、慌てた素振りの声で挨拶。



いつまでたっても…奈有は演技が下手だ…



周囲にバレたら、奈有の演技の下手さが悪いと責めてやろうーーー・・・



「!?」



俺は奈有の首筋に付けたキスマークを見て…目を見開く。




奈有のヤツ…朝の喧騒ですっかり…キスマークをコトを忘れているらしい。



でも、大丈夫!!



俺にはイザと言う時の秘策がある…
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