ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
「あれ?どの辺なの??」
「中央郵便局の方に向かって来て」
「うん、そっち方面に向かってるんだけど…」
「相変わらず、愛香は方向音痴だな(笑)」
「女子は地図弱いんですぅ…」
携帯で優斗と話ながら右往左往。
早足したせいで額に少し汗が滲む。
今回優斗は高速バスを利用して大阪に来るから、バスを降りた優斗の元に向かってるつもりが…
極度の方向音痴のせいで、私は地元の大阪で軽く迷子になってしまった。
「あ!だいたいわかってきた!そろそろ到着すると思う。」
「高架の下の横断歩道見える?」
「あったあった!今行く!」
パタパタパタ…
横断歩道の辺りまで小走りに向かった。
…と後ろから。
「愛香!」
「え?」
振り返るとそこには優斗がいた。
「なに通り過ぎてんだよ(笑)」
「うそ?あれれれ?」
私は一直線しか見てなかったら優斗の前を通り過ぎてしまったみたい(汗)
「あは…必死だったから気がつかなかった(汗)」
「まったくなぁ(笑)」
そうやって私の頭をポンポンてする優斗。
嬉しい。
本物の優斗だぁ~
私の優斗だぁ~
歩道脇の植え込みのバラが太陽に照らされてキラキラ輝いて、私の心もそれ以上に輝いた。
お願い。
この輝きよ、消えないで。