[完]俺様くんがスキなんです!!
「ちょ!!離して!!」
「うっせーよ」
「私重い!!」
「知ってる」

ードサッ

風磨に離された時背中に感じたのは柔らかい物。

そして上には私にまたがっている風磨。

……えっ!?……これってもしかして……!!

こちょばされる!?

「ふ……風磨さん?」
「……」

あれ?
無反応……?

「風磨……?」
「何回も呼ばなくても聞こてる」

じゃあ反応してよ……。

「今ここに人居る?」
「ここ……?私の部屋には風磨と私しか居ないよね……?」
「バーカ、ここの部屋じゃなくてここの家に人居るかって聞いてんだよ」
「えーっと……たしか居ない」
「たしかって何だよ……」

だって本当かわかんないし……。

「じゃあさ、今から楽しいことする?」

楽しいこと……?

「何それ?……トランプとか?……ウノとか?」
「はぁ?それのどこが楽しい訳?」
「え!?トランプ楽しいよ!?お正月になったら親戚とやったり……」
「普通はわかるよなー」

呆れた口調で嘆く風磨。
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