Cold phantom
入学式はどうしてこんなに長いのかと校長の話を聞きながら暫く座って静かにしていた。
そんな事を考えてしまうほど、実は今の時間は暇なのだと思う。
時間にして五分と少し位だろうか、長く感じた校長の話も終わり新入生が入場してきた。
体育館内が拍手に包まれ新入生達が入り出す。
その時、ふと視線を外し、形だけの拍手をしながら体育館内の小さな窓から外を眺めた。
何かがあったわけじゃない、ただふと振り向いた先に窓があったと言う位だろうか。
窓から見えた景色は相変わらずの桜吹雪だった。
学校の中庭にも大きな桜の木がある。
去年もそうだったが、今年も見事に咲き誇っていた。
確か、去年はみーちゃんとあの桜の木を見に行った。
一体何のために見に行ったのかは覚えていない。
いや、何か別の目的があった様なそんな気がする。
そう、心中で問答を繰り返していた時、ふと頭を過った言葉があった。
-今年こそ可愛い年下の彼氏作らなきゃ、寂しい学生生活を送る事になるじゃない。-
それはみーちゃんの声で語られていた。
多分、その時の記憶の断片だろうか。
年下好きのみーちゃんらしいセリフだ。
あの時もみーちゃんはみーちゃんのまま変わっていなかった気がする。
「…。」
ただ、何がしか違和感を感じてしまう自分もいる。
はっきりと覚えていないだけで、実は全然違う事を語り合っていたのかも知れない。
そんな事を考えてしまうほど、実は今の時間は暇なのだと思う。
時間にして五分と少し位だろうか、長く感じた校長の話も終わり新入生が入場してきた。
体育館内が拍手に包まれ新入生達が入り出す。
その時、ふと視線を外し、形だけの拍手をしながら体育館内の小さな窓から外を眺めた。
何かがあったわけじゃない、ただふと振り向いた先に窓があったと言う位だろうか。
窓から見えた景色は相変わらずの桜吹雪だった。
学校の中庭にも大きな桜の木がある。
去年もそうだったが、今年も見事に咲き誇っていた。
確か、去年はみーちゃんとあの桜の木を見に行った。
一体何のために見に行ったのかは覚えていない。
いや、何か別の目的があった様なそんな気がする。
そう、心中で問答を繰り返していた時、ふと頭を過った言葉があった。
-今年こそ可愛い年下の彼氏作らなきゃ、寂しい学生生活を送る事になるじゃない。-
それはみーちゃんの声で語られていた。
多分、その時の記憶の断片だろうか。
年下好きのみーちゃんらしいセリフだ。
あの時もみーちゃんはみーちゃんのまま変わっていなかった気がする。
「…。」
ただ、何がしか違和感を感じてしまう自分もいる。
はっきりと覚えていないだけで、実は全然違う事を語り合っていたのかも知れない。