いつも同じ空の下で


それから2人に連れられて、ユウキの家へと向かった



ユウキの部屋でテーブルを囲んで座る私達

心配そうに私の見つめる2人

その間も、涙は絶えず頬を濡らし続ける





「喉、乾いたでしょ」





そう言って、ユウキが私に冷たい麦茶を手に持たせてくれた

受け取ったまま、下を向いてじっと動かないでいたけど、ゴクゴクとそれを飲み干した



そんな私の姿を見て、少しホッとした様な顔をしている2人

小さく安堵の溜息をついていた




それから、再び訪れた沈黙

しかし




「ジュリ・・・ヨシキの事だよね?」




沈黙を破ったユウキが、遠慮がちに私の顔を見つめる

ゆっくりと瞳を上げた私を見つめて、途切れ途切れに言葉を落とす





「ハヤトから・・・聞いたんだ。留学・・・するんでしょ?」




シンと静まりかえる部屋




頬を温かい涙が伝うのが分かった

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