いつも同じ空の下で


―――次の日

ヨシキはイギリスに行ってしまった




約束したとおり、見送りはしなかった

お互いの決心が揺らいでしまいそうだから




もうこの国にヨシキはいない

そう思うと、胸にぽっかり穴が開いた様な気持ちになった




でも・・・それでも頑張るって決めたんだ




〝Even if separated, it is under same sky″




そう書かれた指輪を握りしめる




――大丈夫

きっと4年後、笑って会える






そう信じて空を見上げた

< 301 / 351 >

この作品をシェア

pagetop