anjel
「青山似合ってんじゃん!」
「かわいい♪」
柳崎くんと神宮路くんにそう言われる。
か、かわいい!?
「幸望ちゃんって呼んでいい?」
甘い笑顔と甘い声。
どちらも女子を虜にするもの。
一瞬ドキってしたけど、すぐに元に戻る。
「いいよ」
私も笑顔で返してみる。
すると、熱いのか顔が赤くなっている神宮路くんと。
「お、俺も!!
俺も幸望って呼ぶわ!」
なぜか私のことを幸望って呼び出す柳崎くん。
「青山って2人いるもんね~」
男の子にしては少し高い声。
声のしたほうを向くと、和久井くんがいた。
「翔輝くんとかぶっちゃうもんね。
俺も幸望ちゃんって呼ぶ!」
「うん、いいよ。
他のみんなも、好きなように呼んでね」
理由はともかく、団長同士の仲を深めるのは大事だもんね。
だけど、私はみんなの下の名前を呼ぶ気はさらさらない。
……覚えるの、大変だもん。