anjel
「…準備期間の間、全然幸望と喋れないのに、
他の男が幸望と話してるのムカツク。」
「う、うん……」
「話すなって言わねーけど、
ほどほどでよろしく」
「……うん。」
「じゃあな」
翔輝は言いたい事だけ言って、さっさと1年8組へ戻っていった。
……はぁぁ。
疲れる。
仕方無いじゃんって言ったらケンカになるし、
雰囲気悪くしたら嫌だから言えない。
笑って何でもはいはいって言えたらいいのに……
どうしてこんなに重く受け止めちゃうんだろ。
もっと気楽に考えられたら…
昨日、亮二先輩にも言われたのに……
やっぱり駄目だ、私。
みんなから頼られる、かっこいい団長になりたいのに。
マイナスな事を考えてると、涙が出そうになる。
……泣いたら、ダメ。
笑え、幸望。
そう思ってるのに、なかなか涙がひかない。
もう……
まだ2日目なのに……
そう、思ったとき。