anjel








「…準備期間の間、全然幸望と喋れないのに、

 他の男が幸望と話してるのムカツク。」


「う、うん……」


「話すなって言わねーけど、

 ほどほどでよろしく」


「……うん。」


「じゃあな」


翔輝は言いたい事だけ言って、さっさと1年8組へ戻っていった。


……はぁぁ。


疲れる。


仕方無いじゃんって言ったらケンカになるし、


雰囲気悪くしたら嫌だから言えない。


笑って何でもはいはいって言えたらいいのに……


どうしてこんなに重く受け止めちゃうんだろ。


もっと気楽に考えられたら…


昨日、亮二先輩にも言われたのに……


やっぱり駄目だ、私。


みんなから頼られる、かっこいい団長になりたいのに。


マイナスな事を考えてると、涙が出そうになる。


……泣いたら、ダメ。


笑え、幸望。


そう思ってるのに、なかなか涙がひかない。


もう……


まだ2日目なのに……


そう、思ったとき。







 
< 424 / 600 >

この作品をシェア

pagetop