銀色の蝶の香り
─かおりんどこっ!?


─雅は香織ちゃんを何処に連れてったんだよっ!!



!!

鹿文君と猪崎君の声!!!



「わたしはここに─ふぎゅっ「黙れ」



口を掴まれて変な声でた……




「邪魔が入るなこりゃ…」




「ひょっほへをふゃなひへ(ちょっとてをはなして)」




フッと雅は手を離し、私から離れて近くのソファへ座る。



「ほら座り直せ。鹿と猪が来るぞ。」


シカとイノシシって…



怪訝な顔の私を余所に、冷蔵庫からコーラを取り出して来た。




バンッ!─




「か、かおりんいたーーっ!!」



「良かった香織ちゃん!大丈夫か!?」



キッ─


「おのれ、かおりんに何したぁ!」

「変な事してないよなぁ!?雅ぁ!」





怖っ…まさに赤鬼と青鬼だ…


「ん。」


雅は呑気にコーラを飲んでる。



「大丈夫か?かおりん。どこも殴られてない?」


「あ、うん。別に殴られてないよ…?」


「…?」
「…?」
急に2人はキョトンとした。


「殴られてないの?」

「うん」

「め、珍しい…」

「は?」

「え、じゃあなにされた?」

「…なにもされてない」



「…えっ?なんて?」

「…だから…なにもされてない」


「「えぇぇ!!」」
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