銀色の蝶の香り
「いてっ!」



連れられた場所は…教室だけど…黒いふっかふかのソファの上。



なんだここ…教室にしては生活感が溢れてる…


ズシッ─


あれ、急に体が重くなった…?


何故か雅が私の上にのっている。



「!?」


「な、なにしてんの」



ニヤリ─

「容赦しねぇぞって言ったろ。」


「や、やめて!」


「お前、俺によくそんな口叩いといてそれはないだろ。」


「私が悪いわけじゃないでしょっ!?」


「いやお前が悪い。こんな学校に転校してきたお前が悪い。」


「だから好きでここに来てんじゃないって言ったでしょ!?
お父さんに勝手に決められたの!!」


「目障り。」

プチッ─
「うっさい!あんたの方が目障り!」


ズシン─

「!?ヤダッ…」

さらに重くなる。

「やだぁ!!」

「!!」

ドスン!─


気が付くと私と雅はさっきとは逆の体勢。


目の前のにある雅の顔。




その顔は息をのむほど綺麗な顔だった。


うわ…まつげなが……奥二重で…目の横に小さいほくろがある…


「おい。」


「…はっ!ご、ごめん!」


私は慌てて雅の上から退いた。


「…」

「…」

恐る恐る雅をみてみる……


…ガン見好きだなこの人。


それによく睨むよね…


「お前、なに考えてんの?」

「えっ…よくガン見するなぁ…とか…」

「は?ちげぇよ。なんで俺を押し倒した。」


「…押し倒されたから拒否ったら勢い余ってそうなっちゃったの。」


「…そんなに俺のこと嫌いかよ。」

「いや、普通押し倒されたら拒否るでしょ。」

「チッ…」


何で舌打ちなんですか!?

てかめっちゃ不服そうな顔ですね!!




雅の態度に苛々してたそのとき、

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