.゚*Milky Way*゚.


「ママ…」

「夕芽…どうしたの?まだ起きてたの?」

「うん……ちょっと喉渇いちゃって」

ダメだ…やっぱりふらふらする。


冷蔵庫からお茶を取り出し、コップに注ぐ。

一口飲むと私は大きく息をついた。


「夕芽…もしかして熱ない?」

「えっ…」

そう言うとママは私のおでこに手をあてた。


「…熱測ってみて」

「大丈夫だよ…」

「いいから」

ママに言われるまま、私は体温計を脇に挟んだ。

しばらくすると、ピピッと音が鳴る。

見ると、ママの予想通り。


「…38度5分」

…最悪だ。

でも、やっぱりな、というのが率直な感想だった。

どしゃ降りの中傘もささずに歩いてたら、熱だって出るだろう。

だけど、こんな簡単に熱出ちゃうなんて…自業自得とはいえ、落ち込んでしまう。


「病院行きましょ」

「えっ…!今から?大丈夫だよ。寝てれば治るよ」

「ダメよ」

「でも…」

「いいから、早く」
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