.゚*Milky Way*゚.
それがとても切ないと思う。
ずっと忘れたくない大切な思い出だって、時の流れには逆らえなくて、遠い過去に変わって、薄れていく。

人生はきっと…その繰り返しなのだろう。

だから…なるべく毎日笑顔でいたいって思うのに。

気付けばいつも私は、泣いている。

いつだって私は…。


胸が、ぎゅっとなった。


無意識に、去年の夏を思い出す。

去年の夏も…こんな感じだった。こんなふうに熱を出して…そして。


「夕芽……」

「えっ…?」

赤信号で止まると、ママが私の顔を心配そうに覗きこんできた。


「大丈夫?…もうすぐ病院着くから」

「うん…」


窓の外。
さっきまで雲に隠れていた月が顔を出した。

優しい月明かりに、少し気持ちが和らいだ気がした。
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