.゚*Milky Way*゚.
……だからって、来ちゃう私って。

目の前には、見慣れた明るいファミレス。

我ながら、こんな自分が恥ずかしい。どうかしてる。

こんな時間にいないことはわかりきっているのに…つい足が向いてしまった。


ガラス越しに見える明るい店内には、ほとんど人の姿はない。


叶斗くん、いるわけないよね…?

ちょっぴりドキドキしながら、それらしき姿がないか探す。

…だけどやっぱり、叶斗くんの姿はなかった。


当たり前だよね…最初からわかってたこと。

なんか私、バカみたいだなぁ…。
なにしてるんだろ…。


大きな溜め息をつくと、くるりと向きを変え、ファミレスに背を向けた。


どうしようかな…。
どうしようって…このままここにいたって、どうするんだろう?


…………。


帰ろう…。
帰って今度こそ寝なきゃ。


とぼとぼと、来た道を歩き出す。
歩きながら、また溜め息が出た。
…なんか私、落ち込み過ぎかも。

こんな時間に会えるわけないって、最初からわかっていたのに。

それなのに、何をこんなに落ち込んでいるんだろう。


ほんと、バカだなぁ…。
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