.゚*Milky Way*゚.
空を見上げる。
ゆっくりと、暗い雲が流れてゆく。


…………。


私はきっと…自分で思ってるよりも、叶斗くんのことが好きなのかもしれない。

なんて…。


だって、叶斗くんのせいで、こんなにも心が揺さぶられる。

嬉しいことも、楽しいことも、辛いことも、哀しいことも。

全部叶斗くんに結び付いてしまう。

そのことに、最近気づき始めた。


だからやっぱり…叶斗くんは凄い。

凄いなぁ…。



家に着きベッドに入ると、思いのほか、すんなりと眠ることができた。

何か夢を見たような気がするけど、覚えていない。

でもなんだか、とても心地いい夢だった気がする。

ふわふわな、とてもあたたかい、そんな夢。

朝目覚めた時、またほんの少し泣いていた。

だけどその涙は、不思議と温かかった。
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