透明な君


「ハルくんっ!!
大好きよおぉっ!!!」


「ずっと…っ大好きーっ!!」










真っ白だったサツキは
スッと薄くなって消えた…。


ううん…透明になったのかな。



笑顔だった。












「っ…!僕も…っ
大好きだああぁぁぁっっ!!!」



サツキに届くように
誰もいない
真っ白な一面に


声を響かせた。


目を瞑って…。





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