透明な君


膝をついて…
両手をついて、


感情のままに泣いて
右腕で顔を拭って



目をあけたら
ベッドの上にいた。


近くにあった開きっぱなしの携帯に手を伸ばすとメールがきてることに気づいた。



サトルから…。


ずらずらとたくさん文章が綴られていた。



まぁ、内容をまとめれば

ヒトミちゃんと
付き合うことになったらしい。



良かった…と心から思った。



停学があけたら…
また、ちゃんと学校に行こう…。


そして
半壊にしてしまったことを謝ろう。



そして、

ありがとうって言おう…。



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