黒龍
「じゃあ、理事長室行ってくる」
とムスッと言う。
「はい、気を付けて下さいね」
………
「てかっ、
学校では兄弟設定なんだから
間違っても"麗さん"とか
言わないでよ。
それから、
せめて学校だけでも
タメで話して。」
ぽかーんと
あたしの話を聞いていた竜聖が
「わ、分かりました」
「ん゛?」
「わ、分かったよ」
よく出来ましたと
頭を軽く撫でる。
「それじゃあ、
理事長室行ってくるね」
「うん、帰りはまた連絡する!」
そんな会話を
周りの女子は
きゃーきゃー言いながら
見てることは
学校着いた時から
分かってたんだけどね。笑