トワイライト
「崇晃ご・ごめんなさい。私。私。あの当時とにかくあなたの事が大好きで、あなたを誰にも取られたくなかったの。理子はとても聡明できれいな子だったから、あなたの心が次第に理子に傾くのが恐かったのよ。だから……だから私は理子をあなたの前から一刻も早く排除したかったの」
  とそう言うと瞳子はその場でテーブルに顔を沈め泣き伏した。 



 
「……」




  その二人の会話が少し大きかったのか、やがて有と理子は真宮夫妻が自分の座っている斜め後ろの席に、いる事に気づいた。




「まあ、あなたは崇晃さん。あなたどうして此処に?……」
  と理子は半ば戸惑い気味に崇晃に聞いた。
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