【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「大丈夫…祐輝心配してくれていたのね~もしも、晴香さんに会うようなことがあっても、今は胸張って、祐輝の彼女です!って言うつもり…」


「それなら良かった…それと…」


祐輝は歩くのを止めて、瑞希の顔を真正面から見ると、話しだす。


「俺と…俺との…結婚は本当に考えてくれるかな?」


「それは、私が言うセリフよ…私みたいに、体弱いと祐輝にも迷惑かけちゃうし、子供だって…生めるか…」


「瑞希の気持ちはわかったよ~それなら俺の気持ちはもう決まってるからね~瑞希、1つだけ…両親には、瑞希の体のことは言わないでほしいんだ。俺が瑞希を選んだんだから、周りに心配されたり反対されたりは嫌なんだ…瑞希は俺が守るって決めたんだから…ねっ」


もう前の祐輝は瑞希の前にはいなかった。


瑞希と出会ってから、晴香の時に感じることができなかった、あたたかなものを感じられる…


運命の出会い…


祐輝はそう感じずにはいられなかった。
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