【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
瑞希は黙って様子を見ていた。


「さぁ~とりあえず仕事終了!今日は息抜きしよう~」


無理に明るく振る舞う祐輝に、瑞希は何も言えなかった。


これから先は、祐輝が決断すること…


瑞希は祐輝についていくと決めたのだから~


電車に乗って街中に出ると、瑞希は驚いている。


「私の住み慣れた街中とは違う~何だか皆ゆっくり動いている感じがするのは気のせい?」


「きっと、向こうよりは小さい街だし、車とかも込み合ってないから、そう感じるんじゃない?」


「そうかもしれない~」


「瑞希、ご飯食べて薬飲まないと…」


「うん…」


瑞希がまだ普通に食事が取れないので、蕎麦屋に入ることにした。


昼食時間より早いからか、店内は空いていて、窓際の一番景色が見える場所が用意された。
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