【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「正直言って、先生に大丈夫って言われたけど、どうしてあげたらいいかわからないんだ…」


「私は…祐輝に抱かれてみたい…祐輝に全てを…私の全てをあげたい…」


「瑞希…初めての時って痛みもあるみたいだし…体調崩さないかって心配も俺の気持ちの中にはあるんだ。もし瑞希の体調の事考えるなら、もう少し時間かけてもいいから、瑞希も考えてみて…俺は瑞希とそれだけを求めている訳じゃないから…」


「うん…」


「瑞希…俺今一番幸せだよ」


「私も…」


瑞希に触れた唇に、祐輝はドキドキしていた。


自分でも良くわからなかったが、初めて女性とキスする瞬間のような、不思議な気持ちになっていた。


止められなくなりそうな自分の気持ちに、体全体が高揚している。


瑞希にさとられないように、ゆっくり触れた唇を離す…
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