【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
瑞希の疲労も考えて、少し街中から外れた公園に行って休むことにした。


公園の中央には池があり、ボートが乗れるようになっていた。


木陰で芝生に寝転んでみると、空の青さと、心地よく吹くかぜ…そして緑の香りが祐輝の気持ちを落ち着かせる。


平日の午後は、公園に人通りはなく、街中とは思えないほど、静かに時が流れる…


祐輝が目を閉じていると、祐輝の唇に柔らかな瑞希の唇が触れた。


ゆっくり目を開けると、瑞希の髪が風に揺れていた。


「瑞希…こんなこと話すのはどうかと思うんだけどね…」


「何?」


「瑞希は…そのぉ…経験がないだろう今まで…」


「男の人とってこと?」


「うん…」


「祐輝…経験がないと…私の体のこともあるし、怖い?」
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