【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「うん…待ってるね。じゃあ、家に戻って用意してくるね。店長命令なので、一緒に出勤ですよ!柴崎主任~」


「わかりました。相原さん」


祐輝は瑞希の頭を軽くなでると、玄関まで送り出し、準備を始めた。


今日は、会社にも離婚の報告をしなくてはいけない。


会社側がどう言ってくるかはわからないが、あまり良い返答がでるような気がしない…


離婚という響きは、部下にとっても、良い印象を与えないのが普通だ。


もしかしたら、本社から飛ばされる可能性もないわけではない…


まぁ、そうなったら仕方ない…会社の方針に従うしかなかった。


ネクタイをしめ、スーツを着ると、何だか背筋が伸びる。


今日から新しい自分のスタート!


新しい人生が始まるような気がしていた。
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