復讐のkiss
「ほ、本当ですか?!」

イシスは確かめるように聞く。


「ああ、こちらの条件を呑んでくれれば、

戦などしかける必要もない。

…ミラが男じゃなかったのが、残念だろうが、

ミラと、仲良くしてやってくれ」



「・・・はい、ありがとうございます」

私はイシスの前に跪き、

イシスを優しく抱きしめた。


「たった一人で、よく頑張られましたね?

同じ女として敬意を・・・ぁ。

ごめんなさい…汚い身なりなのに」

私はハッとして、イシスから離れようとした。

・・・が。

イシスは私を離さなかった。



「女性なのに、頑張ってこられた貴女にも

敬意を・・・」

そう言ってニコッと微笑んだイシス。

…メカアト戦は、

友好条約を条件に、終戦した。
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