復讐のkiss
誰も見送らないでほしい、そう言っていたので、

今ここにいるのは、

私と側近のジェフティだけ。


「…本当に、これでよろしいのですか、ミラ様?」

ジェフティが静かに問いかける。



「いいに決まってるじゃないですか」

私は笑顔でそう言った。



「…ラメセス王に、心奪われたのでは?」


ジェフティは私の気持ちに気が付いていた。


「・・・そんなことありません」



「ここに残りたいのなら、残ってもいいのですよ?」


「…もう、何も言わないでジェフティ。

私が決めた事なんですから」


「…分かりました、すみませんでした、出過ぎたことを」

そう言ったジェフティは、深々と頭を下げた。


「・・・そんな。

私のわがままに、今まで付き合ってくれて、

とても感謝してるんです、だから、

頭をあげてジェフティ」

私の言葉に頭をあげたジェフティは、優しく微笑んだ。


「これからも、わがままに付き合いますから、

お好きなだけどうぞ・・・でも、

可愛い我がままだけにしてくださいね」

ジェフティの言葉に笑ってしまった。
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