復讐のkiss
敵から大分のがれたところで、

ラメセスはイスタ帝国軍に知らせた。

間もなくして、

イスタ帝国軍は、何事もなかったように、

ホルスから引き下がった。

・・・

私が逃げた事を聞いたグリフは、

さぞ、悔しかっただろう。

出来上がったイスタ帝国軍の砦に帰った私は、

オシリスからこっぴどく叱られ、

帰れと言われたが、引き下がらなかった。


「…私はラメセス王の妃です」

その言葉で、オシリスはもう、何も言わなかった。

言わなかったんじゃなくて、

言えなかった。


自分はラメセスの物だと言われ、

何が言い返せただろう?

オシリスの気持ちを知っててそう言った私。

胸が痛んだが、

それ以外思いつかなかった。



「今日は休め・・・

明日から本戦が始まるから」

それだけ言ったオシリスは、

部屋を出ていった。
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