散華の麗人
屋敷に向かうと、檍が眠っていた。
まるで死んだように動かない。
傍らには茶々がいる。
「……どうや?具合は。」
「……」
茶々は首を左右に振った。
「それよりも、戦の方は大丈夫なのですか?」
茶々は問う。
気をきかせたつもりだろう。
しかし、その気遣いが却って痛ましさを引き立てていた。
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