散華の麗人
与吉郎はあっけにとられている。
「お、奥方様……」
しきりに、どんぐり眼をぱちぱちと瞬かせる。
「それでも、わしはあんたを行かせられない!ならば、わしが行く!!」
“バスン!”
一正を千代は張り倒した。
「そちは総大将ぞ!!」
厳しい声音で一喝する。
「関係ない!わしは勝つ。」
「自信過剰ですよ。」
冷たく言い放った。
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