散華の麗人
数日後、御布令に人々は困惑したものの、反乱の様子はなかった。
一正と雅之と茶々、それと風麗は分城に戻っていた。
「後は、後継だな。」
「ごっほぁ!!」
雅之の言葉に一正は飲んでいた茶でむせた。
「おい。」
呆れて背を叩く。
「これでくたばってくれるなよ。」
「あんた、心配してるフリやろ。」
「正直、叩きたかっただけだ。」
「変に素直やな。気持ち悪いわ。」
一正は呆れる。
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