散華の麗人

左腕

――時は過ぎ日は高く昇り、昼間だと主張していた。
本城に着いた一正一同は廊下を歩く。
「陛下!」
家臣が挨拶に来た。
「家益!久々やなー!元気やったか。前に来た時は東奔西走してて会えんかったもんなぁー!!」
「東奔西走させられていた身ですが。陛下、本城に来る回数が段々減っていませんか?」
「お堅いこと言わずにー」
「陛下!」
「…………すまん。」
家益と呼ばれた青年がが口をへの字に曲げて説教をすると一正が反省する。
「怒られてる……」
風麗は呆れたように一正を見る。
「では。政務があるので、失礼します。」
「ほななー!」
家益は一礼して去る。
一正はほっとしたように見送った。
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