Ending Note〜the answer〜


「……三枝。いつも頑張っているおまえにご褒美をやろう」


「……えっ?」



さっき頂いたフリーパスポートを内ポケットから取り出し、三枝に見せる。



「ここのお化け屋敷。一緒に行かないか?」


「えっ!? それはまさか、デートのお誘いですか?」


「勘違いするな。デートではない、ただの見学だ。身を持って体験することでゲストにリアルな案内ができるだろう?」


「……お化け屋敷を、ですか?」


「そうだ。このお化け屋敷はCMでも頻繁に流れている。万が一ゲストに訊かれたときに、しっかり感想を伝えることができるだろう」


「……お化け屋敷、ですよね? でもこれって、客層限られません? カップルとか、友達同士とか……」


「ぐだぐだ言うな」


「……素直にデートのお誘いだって言えばいいのに」



ふん、と、三枝は拗ねたように口を尖らせる。




……デートの誘いなわけない。

これは、日々、おまえにストーカーされている僕の逆襲だ。




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