Ending Note〜the answer〜
三枝は決して僕を無視しているわけじゃない。
接し方が変わっただけだ。
ただの、バイトとアシスタントマネージャー。
三枝の中から恋愛感情が消えてしまっただけ。
そこに新たに芽生えてしまったのは、僕の、三枝への気持ち。
「…………」
無意味に溜息がこぼれる。
「あ。栗沢さん」
「……あぁ」
休憩時間が終わる前に歯磨きをしようとトイレに向かう途中で、三枝の親友の梢ちゃんと出くわす。
「あれ? 蛍子と一緒じゃないんですねー?」
茶化すようにして梢ちゃんは言う。
無理もない。
僕の周囲をあれだけまとわりついていたのだから。