恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
「阿呆。一番下の妹が今6歳で、お袋が腹デカイ時に買い物付き合わされたりしたんだよ」
「あ、ぁなるほど。え…すごい、なんでそんな年齢差あるんですか」
びっくりした。
もしかしたらうっかり既婚者かと、警戒してしまった。
「俺が長男で、下に弟1人と後は妹ばっかり。全部で10人兄弟だから。良く世話させられたんだよ」
それを聞いて、恵美と一緒にぽかんと口を開いて呆気にとられるが、次の瞬間には合点がいったというように深く頷いた。
「あぁ、それで」
「面倒見の良さはそこで身に付いたんだ…」
「連れてきて良かっただろ」
得意げに笑う藤井さんが可笑しくて、吹き出した。
「その知識、自慢したくて来たんでしょ」
恵美が笑いをこらえながらそう言うと、少し気まずそうにそっぽを向いて話を逸した。
「あっちのランドセル見に行ってくるわ。来年小学生になるんだよな」
フロアの反対側には、もう少し大きめの子供服のスペースがあるらしく、色とりどりの四角いランドセルが並んでいるのが遠目に見えた。
其処を目指して歩いていく後ろ姿が、何かほくほくとしていて。
「あ、ぁなるほど。え…すごい、なんでそんな年齢差あるんですか」
びっくりした。
もしかしたらうっかり既婚者かと、警戒してしまった。
「俺が長男で、下に弟1人と後は妹ばっかり。全部で10人兄弟だから。良く世話させられたんだよ」
それを聞いて、恵美と一緒にぽかんと口を開いて呆気にとられるが、次の瞬間には合点がいったというように深く頷いた。
「あぁ、それで」
「面倒見の良さはそこで身に付いたんだ…」
「連れてきて良かっただろ」
得意げに笑う藤井さんが可笑しくて、吹き出した。
「その知識、自慢したくて来たんでしょ」
恵美が笑いをこらえながらそう言うと、少し気まずそうにそっぽを向いて話を逸した。
「あっちのランドセル見に行ってくるわ。来年小学生になるんだよな」
フロアの反対側には、もう少し大きめの子供服のスペースがあるらしく、色とりどりの四角いランドセルが並んでいるのが遠目に見えた。
其処を目指して歩いていく後ろ姿が、何かほくほくとしていて。